こんにちは!出葉(てには)です。
インターネットの片隅にあるこのページを訪れてくださり、ありがとうございます。
あなたがこのページを訪れてくださったことを心から歓迎いたします。
ぜひラクイラの魅力にどっぷり浸かっていってください(笑)
イタリアの地震などに関する質問などがあればお気軽にここから、あなたの使っているサービスを探して質問してください。
出葉の調色版@ラクイラ愛好会
こちらは「ラクイラ愛好会」として、ラクイラという街に関する話題を中心に震災、防災、復興などについていろいろ考えていくブログです。
出葉の書き置き
こちらは、震災関連の記事の書き起こしに使っているブログです。
そして、私はForza From Japanというウェブサイトの管理人メンバーのひとりでもあります。
このサイトは、「遠く離れた日本から、近くて遠い国イタリアを支える」ということを目標としています。
どんなに遠く離れていたとしても、私たちは心を繋げることができる。
それがそのサイトの理想であり、目指していることです。
出葉(てには)@ラクイラ愛好会とは、その名の通り、ラクイラ(イタリア中部、アブルッツォ州の州都である人口約7万人の観光地)を心の底から愛する管理人、出葉によって運営されています。
管理人はラクイラ在住ではなく、過去にラクイラに住んだことがあるわけでもありません。
日本で生まれ、日本で生まれ育った人間です。
ただ、ラクイラに友人がいるだけです。
そして「ラクイラ愛好会」は日本語話者に向けて発信しています。
イタリア人は、イタリア語のニュースを読むことができますが、日本人の多くはできないからです。
このサイトおよびTwitterなどは、すべて出葉の手によって運営されています。
現在Twitter、Facebook、ブログ(livedoor、はてな)などでラクイラの魅力を伝えるとともに、現地の「いま」を発信しています。
ラクイラ(イタリア語: L'Aquila ( 音声ファイル))は、イタリア共和国中部にある都市で、その周辺地域を含む人口約6万7000人の基礎自治体(コムーネ)。アブルッツォ州の州都で、ラクイラ県の県都でもある。
イタリアの首都・ローマから高速バスで1時間40分ほど、そして途中でグランサッソを越えて、約10ユーロでラクイラまで行けます。
つまり、ローマから日帰り観光も十分可能です。
中世から残る美しい大聖堂や噴水、そして美味しい料理……。
ラクイラにはあなたを魅了するものがたくさんあります!!本当にたくさんあります!
観光については、こちらを参照してください。
ラクイラという街の美しさがすぐにわかっていただけると思います!
〈2018年〉ラクイラのおすすめ観光地10選+α
1.ラクイラの魅力的な観光地を伝える。
2.ラクイラに限らず、イタリアの被災地の「いま」を伝える。
3.ネット上の偏向報道やデマに「待った」をかける。
1.ラクイラの魅力的な観光地を伝える。
多くの日本人にとって、「ラクイラ」と聞いて思い浮かべるものは、2009年の震災であると思います。
そして確かにその悲しい出来事は、日本人に「ラクイラ」という聞きなれない街のことを知らせたでしょう。
しかし、言うまでもなく、ラクイラは2009年までは「被災地」ではなかったわけで、そして今現在も約6万7000人の方々が住んでいる、ひとつの街です。
私の友人達は故郷を追われた人もいますが、そこに住み続けている人もまたいます。
ある友人は生まれてからずっとラクイラに住んでいます。
そして、彼らはラクイラという街に強い誇りを持っています。
ラクイラに限らずイタリア人は「カンパニリズモ」と呼ばれる、強い愛郷心を持っています。
例えば、「日本にある釜石市って、地震の被災地なんだよね?」としか外国人に思われていなかったら、あなたはどう思いますか?
もし釜石市があなたの故郷だったら、もしくは釜石市に友人がいたら、あなたは「もっと、素敵な港や私たちの歴史など、震災以外の面を知ってほしい!」と思うのではないでしょうか。
そして、その外国人は釜石市がどれくらい復興したのかを知らない。
一部は、釜石市はとっくに復興したと思い込んでいる。
それはとても悲しいことだとは思いませんか?
少なくとも私が釜石市民ならすごく嫌です。
日本の多くの人々は、サン・ベルナルディーノ大聖堂やコッレマッジョ大聖堂などのこんなに素晴らしい観光名所があるのに、ラクイラを「被災地」としか見ようとしない。
試しにインターネットで検索してみると、地震に関する記事がとても多いことに気付きます。
2.ラクイラに限らず、イタリアの被災地の「いま」を伝える。
ですが、「一体全体ラクイラはどこまで復興したのか?」といった情報はほとんどありません。すべて2009年の当時で、日本におけるインターネットの情報は止まっています。
例えば震災から9年が経った2018年においてもクレーンがまだ街の各地にあるとか、そのような復興がまだ進んでいないといった情報はほとんど日本語話者のもとには入ってきません。英語圏でもほぼ同じです。
それはラクイラ地震に限らず2016年にラクイラのすぐ近くにあるアマトリーチェやノルチャ近郊で起きたイタリア中部地震のことについても、同じことが言えます。
例えばイタリア中部地震において、「震災後1年が経ったのに92パーセントの瓦礫が撤去されていない」とか、「仮設住宅の設置率はわずか23パーセント」であるといった事実を、あなたは知らなかったでしょう。
また、ラクイラでは「48パーセントしか復興が進んでいない」とか、2016年の「地震により15人が自ら命を絶ってしまった」といった事実を、どれだけの方が知っているでしょうか。
あなたが知らなかったのは、誰が悪いのでもなく、ひとえに日本で報道がないからです。
だから私は伝えたいのです、被災地の「いま」を。
3.ネット上の偏向報道やデマに「待った」をかける。
また、あなたはこの記事やこの記事に書いてあることをそのまま信じますか?
これらの「イタリアの避難所は素晴らしい!」とイタリアを称賛し、日本を批判している記事は、震災後すぐの情報しか扱っておらず、復興についての情報を扱ってはいません。
たとえ一時的なもの(避難所)はイタリアのほうがよかったとしても、イタリアのその後の対応には問題があります。
そこをこれらの記事は扱っていないのです。
「イタリアでは震災後すぐにテントが支給された」と書いてありますが、それは残念ながら本当ではありません。
これだけ見ると、イタリアの避難所運営はうまくいっているように思えてしまいます。
ですが、残念ながらそうではありません。
「深刻な問題は被災者の寝る場所であり、十数個の仮設テントが張られたが、まったく数が足りない。多くの人が車中泊、野宿をして一夜を過ごした」と朝日新聞2009/4/7には書いてあります。
一応「イタリアにも課題はある」などと書いてはありますが、どこがどう課題なのかは書いてありません。
もしかしたら、この日刊ゲンダイの記事を書いた人は、「イタリアはすごい!日本はだめだ!」と言いたかったのかもしれません。
しかし、そのような偏った報道および一方的な報道は何の意味もなく、かえって誤解を生むだけです。
「片方はだめだ!片方はすごい!」といった報道は、何の意味もありません。
なぜなら、日本には日本の良さがあるからです。
例えばこの記事やこの記事を参照されてください。私が突っ込みを入れています。
イタリアの避難所について、さらに知りたい方はここに書いてあります。
(@okejyoさんなどは別の方です。私のアカウントは「出葉(てには)」という名前のもののみです)